(2019年10月更新)
東京オリンピックが間近に迫り、開催ムードが高まってきていますよね。
そんな中、スケートボードについても代表選手の選考方法が発表されました!
ただ、陸上や体操などと違って、メディアで大々的に報道されることは少ないスケートボード…。
なかなか選考方法について知る機会も少ないと思います。
ということで、今回はスケートボード代表選手の選考方法についてまとめつつ、
- 競技別の選考人数
- 日本人選手の出場枠数
- 現段階で日本代表最有力候補の選手
などについても記事を書きました。
ぜひ、最後までチェックしてみてください!
オリンピックについて、もっと知りたい方はこちらの記事がオススメ!
完全網羅!オリンピックでのスケートボード代表選考について
オリンピックのスケートボード代表選考ということで、次の通りに紹介していこうと思います。
- 競技別での選考人数
- 具体的な選考方法
- 日本人選手の出場枠数
種目別の選考人数について
ワールドスケート連盟の公式ホームページによると、競技別の選考人数は次の通りです。
種目 | 人数 |
ストリート男子 | 20人 |
ストリート女子 | 20人 |
パーク男子 | 20人 |
パーク女子 | 20人 |
どの競技も20人ずつで、メダルを争うことになります。
また、オリンピックでは予選と決勝がある予定です。
予選で10人に絞って、残った10人で決勝をやるという感じになります。
意外と狭き門ですよね!
代表選手の選考方法について
こちらも、ワールドスケート連盟の公式ホームページを調べてみました。
選手に選考されるには次の3つの方法があるみたいです。
- 世界選手権大会2019の上位3名
- ワールドスケート連盟の世界ランキングの上位16名
(ただし、5大陸で各1人は必ず選ばれる。) - 開催国での世界ランキング上位1名
ちなみに、上の3つの結果が同じ選手になった場合は、次のランキングの選手が繰り上げになるようです。
それぞれの方法について、少し掘り下げて紹介しますね。
世界選手権大会2020の上位3名
ワールドスケート連盟が主催する世界選手権大会で上位3名の選手は、無条件で東京オリンピックの出場枠を獲得できます。
2020年度の世界選手権のスケジュールは、こんな感じ。
種目 | 開催日時 | 開催場所 |
ストリート | 2020年5月18日〜24日 | ロンドン |
パーク | 2020年5月25日〜31日 | チリ |
なお、ストリートは、SLS(ストリートリーグ)のスーパークラウン(総合優勝を決める大会)が、世界選手権を兼ねるみたいですね。
誰が勝つんだろ…。
ワールドスケート連盟の世界ランキングの上位16 名
現在、スケボーには、ワールドスケート連盟による世界ランキングがあります。
そのランキングの上位16名がオリンピック出場枠を獲得できる訳です。
世界ランキングは、2019年1月1日〜2020年5月31日までの期間における次の5つの大会の順位でポイントが配分されて決まります。
ちょっと表にしてみました。
ランキング対象期間 | 対象となる大会 | 種目 | |
2019年1月1日〜 2020年5月31日 |
世界選手権 | ストリート・パーク | |
大陸別選手権 | ストリート・パーク | ||
国内選手権 | ストリート・パーク | ||
Pro Tour大会 | SLS(ストリートリーグ) | ストリート | |
5スター大会 | Dew Tour(デュー・ツアー) 国際オープン Oi STUオープン |
ストリート・パーク |
まとめると、
- 対象期間中に開催される5つの大会では、上位入賞者にポイントが付与される。
- 2020年5月31日時点で、獲得ポイントの高い上位16名がオリンピック出場枠を得る。
- 世界選手権で上位3名に選ばれた選手は除く。
開催国での世界ランキング上位1名
これは、開催国枠ですね。
開催国選手のうち、上記で紹介した世界ランキングの上位1名が、オリンピック出場枠を獲得できます。
東京オリンピックの開催国は日本。
つまり、日本人選手は必ず1人はオリンピックに出場できることが決まったわけです!
ますます、日本代表選考から目が離せませんね!
【種目別】国内代表選手の最有力候補をまとめてみた
ここで気になるのは、日本では誰が最有力候補なのかということですよね!
ということで、過去の大会成績などを見て、種目別の最有力候補選手をまとめてみました!
【ストリート男子】世界が認める若きエース!堀米雄斗
参照元:http://magazinesummit.jp/hobby_sport/1666926180528
世界中で活躍する堀米雄斗選手は、ストリート男子の出場枠候補NO.1!
出場権獲得どころか、メダル獲得の可能性も大いにあり得ます。
そんな堀米選手の大会成績はこちら。
大会名 | 2017年 | 2018年 | 2019年 |
SLS | 2位(ミュンヘン) 3位(バルセロナ) |
優勝(ロンドン) 優勝(ロサンゼルス) |
優勝(ロサンゼルス) 2位(総合) |
Dew Tour | 3位 | 優勝 | – |
国際オープン | – | – | 優勝 |
特に注目すべきは、SLS(ストリートリーグ)での成績。
スケートボードの大会では、このSLSが最高峰の大会とされています。
世界のトッププロはオリンピックよりSLSに出場することを目標にしてるくらいです。
正直、オリンピックよりレベルの高い選手が集まっていると言っても過言ではありません!
そんなSLSで2度の優勝を果たしていることから、今後、国内での世界ランキングもトップになるのは間違いないでしょう。
むしろ、メダル候補の筆頭です!
【ストリート女子】世界トップレベルの圧倒的実力!西村碧莉
参照元:https://imgjapan.com/athlete/aorinishimura/
SLSやX Gamesなどの世界大会で活躍し、国内でも敵なしの西村選手。
その世界的な実力で、若干17歳ながら多くのスポンサーとも契約しています!
そんな西村選手の大会成績はこちら。
大会名 | 2017年 | 2018年 | 2019年 |
世界選手権 | – | 優勝 | – |
国内選手権 | 優勝 | – | – |
SLS | 4位(総合) | 優勝(総合) | 3位(総合) |
国際オープン | – | – | 2位 |
注目すべきは、X Gamesでの活躍。
2017年に優勝を果たして、世界トッププロの仲間入りを果たしました。
日本選手権大会でも優勝しており、国内に敵なしと言ったところです。
すでに、世界レベルの西村選手。
オリンピックの出場枠は必ず、獲得するでしょう。
【パーク男子】国内激戦区を制した日本王者!笹岡健介
参照元:http://magazinesummit.jp/hobby_sport/1281692294180820
パーク男子は、国内選手の層が厚い激戦区。
その中でライバルを抑え、2018日本選手権を制したのが笹岡健介選手です。
そんな笹岡健介選手の大会成績はこちら。
大会名 | 2017年 | 2018年 |
大陸別選手権(アジア選手権) | – | 優勝 |
国内選手権 | – | 優勝 |
Vans Park Series(参考) | 優勝(アジア大会) | 優勝(アジア大会) |
笹岡選手の実力は近年開花し、国内チャンピオンに!
オリンピックには直結しないですが、パーク種目では、規模の大きいVans Park Series(アジア大会)では、アジア大会で2年連続優勝。
今後は、世界へ舞台を移し、実力をあげていくだろう期待のホープです!
【パーク女子】世界に名を轟かす天才ガール!中村貴咲
参照元:https://www.lawson.co.jp/lab/tsuushin/art/1295894_4659.html
Vans Park SeriesやX Gamesなどの世界大会で、活躍しまくる中村選手。
8歳の頃から大人の大会に出場。
さらにそのまま優勝するなど、子供の頃から才能を発揮!
そんな中村選手の大会成績はこちら。
大会名 | 2017年 | 2018年 | 2019年 |
世界選手権 | – | – | 2位 |
国際オープン | – | – | 3位 |
Vans Park Series(参考) | 3位(総合) | 優勝(カリフォルニア) | – |
Vans Park Seriesで優勝してるところがスゴ過ぎです!
常に世界と戦っていて、かつ結果を残しているのはハートも強い証拠です。
ただ、パーク女子は国内でも強豪選手がゴロゴロいるので、誰が代表の座を勝ち取るのかは正直、熾烈を極めそうです。
まとめ
今回はオリンピックのスケートボードの選考方法ということで、記事を書きました。
改めてまとめると、
- スケートボードの選考方法は3通り。
- 選考方法の内容は、記事の前半にまとめました。
- 日本代表の最有力候補選手を、記事の後半にまとめました。
最近、日本人スケーターの海外での活躍が目立つようになってきました。
メダルが獲得できるよう頑張ってほしいですね!
ではでは、今日はこのへんで。
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